髪の毛は死んでしまっている細胞です。
既に伸びている毛は自力でサラサラになる事は難しいのです。
サロントリートメントは髪の症状に合わせて今必要な施術をしていくものです。
ネットなどで「3週間くらいでトリートメント落ちちゃうからしなくても変わらない。」
というやりとりを拝見しましたが、それでは髪の毛サラサラの道は険しいです。
落ちたと感じているのは表面の手触り(コーティング剤)がとれてしまっているだけです。
その後も内側では、必要な栄養が入り、色持ちを助け、カラーなどの薬品から守ってくれているのです。
正しいホームケアをするだけで手触りも落ちにくくなります。
自分でシャンプーを選ぶ時のポイント
優先順位は、
・髪の状態で選ぶ
・季節で選ぶ
・髪質で選ぶ
大体これです。
この中から、シャンプー トリートメント 流さないトリートメントを分けて使います。
・髪の状態
カラー | カラー用
ブリーチ | ダメージ用
縮毛 | くせ毛用 しっとり用
パーマ | パーマ用 サラサラ用 ハリコシ用
ハイダメージ | ダメージ用
特になし | オーガニック用 頭皮用
・季節
春 | ダメージ用
夏 | UV対策用
秋 | ダメージ用
冬 | 乾燥対策用
・髪質
量が多く広がる | しっとり用
くせ毛が収まらない | くせ毛用 しっとり用
量が少なくぺちゃんこ | サラサラ用 ハリコシ用
直毛すぎてぺちゃんこ | サラサラ用 ハリコシ用
・流さないトリートメント
オイル | サラサラツヤツヤ
ミルク | しっとりなめらか
*しっとりのオイルもサラサラのミルクも存在しますが多くの傾向として参考にして下さい。
自分の髪の状態を把握してこの中から組み合わせて選ぶと良いでしょう。
・組み合わせ例
*カラーしている。夏。くせ毛が収まらない。
シャンプー | カラー用
トリートメント | しっとり用
流さないトリートメント | UV対策用
*パーマしている。冬。量が多く広がる。
シャンプー | パーマ用
トリートメント | 乾燥対策用
流さないトリートメント | ツヤツヤ用
*ブリーチして更にカラーしている。夏。量が多くて広がる
シャンプー | カラー用
トリートメント | カラー用 1週間後~ダメージ用
流さないトリートメント | UV対策用
・NGな選び方
[カラー染めたてでダメージ用の使用]
カラーの色素を、栄養の分子で髪の中から押し出してしまう可能性があります。
色落ちの原因に繋がりますが必ずしもではございません。
カラー用を優先し、髪質別にトリートメントを選ぶと良いです。
サロントリートメントもカラー用の物を使うケースが多いです。
[動きのあるパーマでしっとり用の使用]
しっとり=重く
質感が重くなることで、パーマの動きが重力により潰れ上手く再現できない可能性があります。
ワンカールのボブや、多少毛流れを付ける程度等、動きの無いパーマの場合はしっとり用でも良いでしょう。
美容師は手触りや今後のヘアスタル、科学的やお客様の好み、スタイリングのやり易さなど、
更に多くの情報から処方しています。
まとめ
いかがでしたか?
どうしたら駄目なのか、どうケアしたら良いのか、どれほど負担がかかるのか、分かって頂けたでしょうか?
やれば髪の毛がサラサラになる。知らなければ髪の毛がバサバサになる。
このページを見てあなたの髪の毛が、綺麗でサラサラになることを願ってます。