夏になると、日焼けなどの紫外線の影響には敏感になります。
しかし、紫外線が強くなるのは夏よりも前の季節からなのです。
紫外線の影響は、肌だけではありません。しっかりとした紫外線対策は、白髪予防にもなるのです。
本当に紫外線の強い時期は?
一般的に、真夏になると紫外線が強くなるという印象があります。
しかし、実際には紫外線は5月から9月までの間が最も強くなります。
夏になってからUVケアをはじめても、実は遅いのです。
雨の日や曇りの日でも紫外線はしっかりと地上に届いていますし、油断することなくUV対策を取りましょう。
紫外線はワルモノ?
過度に紫外線に当たると日に焼けるだけではなく、ほかにも様々な悪影響があります。
強い紫外線に当たると、細胞は活性酸素を発生させて老化を早めることになります。
髪も例外ではなく頭皮が紫外線に当たることで、毛母細胞の働きが鈍くなり、抜け毛や白髪などの原因になります。
しかし、一方で紫外線は生物には必ず必要なものです。紫外線に当たることで、体内でビタミンDが生成されます。
ビタミンDは、カルシウムの生成に必ず必要ですから、健康な身体のためには紫外線も欠かせないのです。
最近では、UV対策が進みすぎて、ビタミンD不足に陥る人もいるようです。
紫外線の髪への影響
光老化という言葉があります。光を浴びることで起こる、老化現象のことを言います。
一番わかりやすい髪への影響は、日焼けです。大量の紫外線が髪に当たると
髪の内部のメラニン(色素)を破壊してしまいます。
真夏に一日中外にいると髪が茶色くなりますが、
これは紫外線によって髪の色素が破壊されて起こる現象です。
また、紫外線の影響は細胞にも到達しますから、毛根が傷つき白髪が生えることもあります。
毛根内の毛包にあるメラノサイトという色素細胞が、
紫外線でダメージを受けてしまい髪に色を付けることができなくなるのです。
まさに、紫外線を浴びることで、光老化が起こっているのです。
対策は早めに開始して
肌に日焼け止めを塗るように、髪にも紫外線対策をしましょう!
最近では、髪用の紫外線防止スプレーやミルクなどがあります。
お出かけ前にサッと使用するといいでしょう。
頭皮の保護は、お顔の洗顔後の化粧水と同じように、
シャンプー後に頭皮用の化粧水(ローションなど)をつける事をおススメします。
5月に入ったらすぐに、外出するときは帽子を被ったり、日傘をさしたりする必要があります。
最近は、UVカットの素材の帽子や日傘があるので、利用すると良いでしょう。
ずっとある紫外線
紫外線が降り注ぐのは、季節的なものはなく、基本的には1年中存在しています。
強い時期が5月から9月であるだけですので、たとえ冬でも油断をしてはいけません。
冬に日傘は季節外れですが、帽子を被ると防寒にもUV対策にもなります。
1年を通じた紫外線対策で、髪と頭皮を労りましょう。