強い紫外線にあたり、一日汗をかき、室内では冷房による乾燥にさらされ……。
夏髪を取り巻く環境は、思っている以上に過酷なもの。
そんな季節は、積極的にヘアケアを見直してみるのも”手”です。
夏バテ肌のリペアには「きのこのビタミンB群」をおすすめしていますが、ビタミンB群を摂ることと併せて行いたい “年中無休の美髪” のための秘訣をお伝えします。
▷夏になると、髪の悩みが増える理由は?
夏は燃えるような太陽のもと、開放的な気持ちになる季節。
しかしその反面、紫外線を筆頭に、海やプールなどのレジャー、冷房による血行不良、夏バテなど、髪と頭皮にダメージを与えるシーンがたくさん潜んでいます。
このような環境に身を置いて、ダメージを与え続けると、髪を組成しているタンパク質が変性して、ツヤのもととなるキューティクルがはがれやすくなります。
その結果、パサつきやゴワつき、枝毛、切れ毛などのトラブルが発生してしまいます。
▷毎日のシャンプーも大事なヘアケアのひとつ!
そんなときに行いたいのは、毎日の基本ケアを見直すことです。
習慣的になっていることが、ダメージにつながることもあるので、この機会に正しいヘアケアを見つめ直してみませんか。
まずはシャンプー。
レジャー後のように、頭皮にひどいダメージがない場合は、指の腹でマッサージして血流やリンパの流れを促します。
おすすめのシャンプー方法は以下の通りです。
また、トリートメントやヘアマスクは、放置時間の必要ないタイプでも、3分ほど置いて成分を髪の内側まで浸透させるのがポイント。
そうすれば、ドライ後の指通りがまったく異なりますよ。
シャンプーは化学成分の少ないナチュラルなタイプがおすすめ。
頭皮にやさしく、健康な環境をつくるのに一役かってくれます。
毎日のケアを大切にするところから、ぜひはじめてみましょう。
おすすめのシャンプーの仕方
【1】 まずは、ぬるま湯で髪の毛を濡らします。ここをしっかり行うことで、髪の毛の汚れは、ほとんど洗い落とすことができます。
【2】 手の平でシャンプーをよく泡立て、頭皮を中心に泡をつけていくようにしましょう。
【3】 指の腹を頭皮にあて、ゆっくりと丁寧に頭部全体をマッサージします。とくに紫外線のダメージが受けやすい前髪あたりから生え際、そして額の上部から頭頂部は念入りに。
【4】 すすぎは念入りに。不十分だと頭皮のかゆみなどに繫がります。すすぎを行い、十分だと思ってからさらに1分~2分程度行うとよいでしょう。
▷濡れたままの髪を放置すると、トラブルの原因に!
頭皮を半乾きで放置すると、細菌が繁殖してニオイや抜け毛の原因になってしまいます。
また、ウエットの状態で横たわると枕や布団と髪がこすれて、枝毛や切れ毛を招きがちです。
どんなに暑くても、疲れていても、しっかりドライしてからベッドに入りましょう。
ドライのポイントは、乾きにくい根元、中間、毛先の順で乾かしていくことです。
毛先をティッシュでくるんで、頭皮を乾かすのもひとつの方法ですよ。
温風でしっかりドライしてから、最後に冷風で熱を取ってあげれば、弾むようなツヤ髪が完成します。
▷外面はもちろん、食事によるインナーケアも欠かさずに!
髪にトラブルが起こる原因はもうひとつあります。
それは、暑さで食欲不振に陥り、髪が栄養不足になっていること。
髪もカラダと同様、夏バテを起こします。
髪が夏バテ状態になると、いくら外側から栄養を補給しても、なかなか改善の余地が見受けられません。
今週の「きのこで菌活。」でもご紹介しているように、夏バテにはきのこのビタミンB群が効果的です。
ぜひこの機会に、髪と食べものの関係を考え直し、きのこを加えたバランスのよい食事を心がけて、美しく健康な髪をキープしてください。
ハリ・コシのあるツヤ髪は、その人の見た目年齢を巻き戻ししてくれるはずですよ♪