カラーリングした髪の退色がはやい、パサつきが目立つ……。
その髪のダメージ、実は紫外線のせいかもしれません。
今回は髪の毛の紫外線対策をまとめました。
紫外線ダメージ、髪の毛にはどんな影響がある?
強い紫外線を浴びると、髪の毛にはどのようなダメージがあるのでしょうか。
まず、毛髪内部のタンパク質を構成しているアミノ酸システインの結合が切断されます。
さらに、表面のキューティクルも痛めてしまい、パサつきやごわつき、切れ毛や枝毛といったダメージ症状が目立つようになるでしょう。
また、紫外線によってメラニン色素が分解されるので、日焼けして髪の毛が退色します。
特にカラーリングをしている髪はダメージが大きく、色が明るく抜けたような感じになってしまうのです。
朝お出かけ前の心がけ
髪の毛の紫外線ダメージを少なくするには、できるだけ帽子や日傘で直射日光を避けることが大切です。
同時に、紫外線対策のヘアケア商品を選んでお手入れすることも欠かせません。
朝、ブローをする前には洗い流さないトリートメントを付けてドライヤーの熱からもダメージを防ぎます。
UVプロテクト効果のあるトリートメントを選ぶとなお効果的。
出かける前は、紫外線からのダメージ防止効果が高いヘアスプレーか、髪の毛にも使用できる日焼け止めスプレーをひとふりすることを忘れずに。
夜のケアは念入りに!
日中、紫外線を浴びてダメージを受けた髪をいたわるため、夜のケアは念入りに行います。
UVケア成分が配合されたシャンプーやコンディショナーもありますが、とにかくパサつきがちなので保湿成分がしっかり含まれた製品を選ぶのが大切なポイント。
いつも以上にヘアパックやトリートメントは力を入れて行い、傷ついたキューティクルを補修しましょう。
タオルドライのあとは洗い流さないタイプのトリートメントを髪になじませてから乾かし、寝ている間もヘアケアします。
一方、日焼け止めスプレーを使うとSPF成分などが髪の毛に残りがちなので、週に1回程度はクレンジングタイプのシャンプーを使って頭皮の汚れまでしっかり落としましょう。
5つのアイテムを駆使して紫外線に負けない髪に!
頭頂部にある髪の毛は、肌以上にダメージを受けやすいうえ、一度傷ついたら元に戻せないことが悩みの種です。
夏に入る前からしっかり対策を行っていかないと、気づいたころには手遅れになりかねません。
普段のお手入れでは、洗い流さないトリートメント、UVプロテクト効果のあるヘアスプレー、髪の毛にも使える日焼け止めスプレー、保湿成分の高いシャンプーとコンディショナーという5アイテムを使いましょう。
保湿とUVプロテクト効果の高いヘアケア製品を意識して選ぶことで十分な紫外線対策ができます。
髪の美しさは女性にとって大きなポイント。髪の紫外線対策をしっかり行うことで健康な髪をキープしましょう!